何とかなる中国語１

　日本は、隣国の中国と「身内」になるには、言葉から。

　「身内」になってこそ、隣国を理解できる。それは相手の領域に入る！！その第一歩が中国語！！

　初級の段階では、集中学習が効果的です。

　20何年の語学教師の経験では、語学習得というのは、ある程度のレベルに達せないと、しばらく放って置いたら、すぐ忘れてしまう。

　年を取ったから覚えられない、仕事が忙しいから覚える時間はない、と思っている人がいるでしょう。しかし、記憶力というのは、鍛えるものです。時間がないと言っても、一日30分か～1時間か絶対作れます。そうしたかったらの話ですが。

　確かに、知らない音の連続を覚えるには、繰り返しと記憶が定着するまで、かなり時間が必要です。語学の天才と言われる人でも、伝記を読むと、人の何倍も努力しています。母語でない言葉をモノにするには、繰り返しと時間が必要である一方、お金も要ります。しかし、語学の学習によって、身上を潰した人はいないでしょう。

　ある言語を本当にモノをしたいと考えるなら、初期の段階で集中的にやるのがお勧め。

　私は、中学校から日本語の勉強を始めたのです。その時、意味を理解して勉強するという意識がありませんでした。ただ先生の指示通りに、新出単語を空で書く、文章をそのまま、声に出して流暢に暗唱できるまで練習する、といったことでした。流暢に読める、暗唱できるとの程度までにならないと、外国語のリズムを掴めないと、先生が言ったからです。

　その時、通学往復の2時間、家事手伝いの合間をよく利用しました。どうしても流暢に話せないところをメモ用紙に書いて、ポケットに入れて、一日何度も出して読みました。

　中学校、高校では、日本語の基礎勉強をしっかりできたお陰で、中国で有数な有名大学ー大連外国語学院に進学できました。

　中国語を自分のモノにしたい方々は、ある程度の覚悟が無ければ、自分のモノになれません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく